中川翔子に聞いた仕事の流儀 「好き」をあきらめず全力で
中川翔子(33)は「好き」を仕事にする天才だ。〈芸能界一のサブカル女子〉と紹介されることも珍しくないが、大ファンだというマーベル・コミックの仕事も舞い込んだ。2日に公開された映画「ヴェノム」(トム・ハーディ主演)の吹き替え版でヒロインの声を担当しているのだ。「好き」に囲まれて自分らしく仕事を続ける秘訣とは――。
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「人生の最っ高のご褒美。あの世に行ってもうれしくて反芻していると思います」
マーベル組の一員に加わった喜びを目を輝かせながら話す。すでに全世界で興行収入5億ドル(約550億円)を突破した作品の日本語版。ヒロインの声を演じる際に大事にしたのは観客目線だ。
「芸能人が挑戦しました、みたいな仕上がりにはしたくない。映画を見ているのに中川翔子の顔が浮かんでしまうようではダメだって思っていました。でも、選んでいただいたからには、私がやる意味も持たせなければならない。個性を排除する部分とそうでない部分、その落としどころをずっと模索していました」