フジ月9「SUITS」 視聴率“2ケタ死守”ほぼ確定も残る不安

公開日: 更新日:

「1ケタになった週末に急きょバラエティー番組をダイジェスト特番に差し替え、第5話放送当日の夕方の再放送枠も、第4話の再放送に差し替えて大量の番宣スポットを出したのが功を奏しました。米国版との差はともかく、流行の法曹界ものであることやキャラクターの面白さは、視聴率に直結する"リアルタイムで見る層"に受け入れられたのでしょう」

 スタート前に織田裕二鈴木保奈美の「東京ラブストーリー」を放送し、1ケタに落ちた翌週には急きょ前話を放送するなど"再放送枠"がSUITSをアシストしていたことは間違いないだろう。

 先週14日から、この再放送枠で木村拓哉の「HERO」が始まった。

「来年1月5日にゴールデンタイムでHEROの劇場版を放送するので、その"呼び水"にするためでしょう。そうやって戦略的に再放送枠を使えば、フジテレビ復活のきっかけになると思うんですけど…」(亀井徳明氏)

 ところが、週刊新潮12月13日号によると、その夕方の再放送枠を来年2月から廃止する動きもあるという。何でも、その枠で上沼恵美子司会の「快傑えみちゃんねる」を放送するらしい。関西ローカルで20年以上続く人気のバラエティー番組が満を持しての東京進出というわけだが、裏目続きのフジにとって、その選択は吉と出るか凶と出るか…。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 3

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  4. 4

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  5. 5

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  1. 6

    "家族総出"で話題の長渕剛「桜島ライブ」延期と引退報道…ファンからは《あの問題説明して》と懇願

  2. 7

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 10

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり