フジ月9「SUITS」 視聴率“2ケタ死守”ほぼ確定も残る不安
「1ケタになった週末に急きょバラエティー番組をダイジェスト特番に差し替え、第5話放送当日の夕方の再放送枠も、第4話の再放送に差し替えて大量の番宣スポットを出したのが功を奏しました。米国版との差はともかく、流行の法曹界ものであることやキャラクターの面白さは、視聴率に直結する"リアルタイムで見る層"に受け入れられたのでしょう」
スタート前に織田裕二と鈴木保奈美の「東京ラブストーリー」を放送し、1ケタに落ちた翌週には急きょ前話を放送するなど"再放送枠"がSUITSをアシストしていたことは間違いないだろう。
先週14日から、この再放送枠で木村拓哉の「HERO」が始まった。
「来年1月5日にゴールデンタイムでHEROの劇場版を放送するので、その"呼び水"にするためでしょう。そうやって戦略的に再放送枠を使えば、フジテレビ復活のきっかけになると思うんですけど…」(亀井徳明氏)
ところが、週刊新潮12月13日号によると、その夕方の再放送枠を来年2月から廃止する動きもあるという。何でも、その枠で上沼恵美子司会の「快傑えみちゃんねる」を放送するらしい。関西ローカルで20年以上続く人気のバラエティー番組が満を持しての東京進出というわけだが、裏目続きのフジにとって、その選択は吉と出るか凶と出るか…。