FC会報に赤ペン直筆で…中森明菜が綴った“慟哭”の現在地
長く明菜を取材するベテラン芸能記者の青山佳裕氏はこう言う。
「ディナーショーを大盛況で成功させてから、前向きなコメントをされていたのですが、またトーンダウンしてしまいましたね。活動休止を発表した2010年の10月から続いていた、また暗く長いトンネルに入ってしまったかのような印象です。燃え尽き症候群とまではいかないまでも、今年はちょっとガス欠してしまったのかも知れません」
■本格コンサートへの期待は高まるも…
昨年は全国14都市18公演のチケットをすぐに完売させるなど、変わらぬ人気ぶりを示していた明菜。大みそかの紅白歌合戦にも、出演してほしい歌手として、視聴者からたくさんの要望が寄せられるという。そうしたファンからの変わらぬエールが本人にも届いているのだろう。
「応援を続けるファンの存在を忘れず、その思いを頼りにがんばろうとしているのは伝わってきました。やりたいという気持ちはあるのでしょう」と青山氏は続けた。
もっとも、2年連続でディナーショーを成功させたのだから、それを足掛かりに本格コンサートもと期待が高まったのは、明菜にとっては重荷だったのかもしれない。