あの俳優は失敗…“崖っぷち”高橋一生の歌手デビューは吉か
音楽歴30年以上に及ぶ宮本は、意外にも初の楽曲提供。昨年末の紅白歌合戦では椎名林檎(40)とデュエット出場したのは記憶に新しいが、硬派なアーティストとして知られる存在だ。それだけに今回のプロジェクトは意欲的といえそうだが、果たして成功するのか。
コラムニストの桧山珠美氏は、「高橋はプロのバンドマンである弟(安部勇磨)がいることもあって音感も歌声も確かなものを感じる」と評価した上でこう続ける。
「実は“歌手デビューする俳優にロクなのはいない”とも思っています。かつての藤木直人がそうであったように、話題性ありきで中途半端になりがちだからです。『暴れん坊将軍』の松平健しかり、『水戸黄門』の里見浩太朗しかり、むかしから主題歌を歌う俳優はいます。綿々とした商法でもありますが、先の2人の場合は日常的に芝居と歌謡ショーをこなす舞台俳優で、演技同様、歌もお家芸なんです。“テレビ俳優”に同じクオリティーを求めるのは酷ですが、仮に片手間仕事になれば高橋本人にとってもいいことではないでしょう」
もっかCDデビューを含め、今後の歌手活動について「先は考えていません」と控えめな姿勢を見せている高橋。15歳年下の若手女優・森川葵との熱愛報道が出てからというもの、一時の勢いは感じられない。現在公開中の川口春奈(24)とのダブル主演映画「九月の恋と出会うまで」も大コケで、まさに崖っぷち。歌手デビューは挽回の好機となるか。