NHKも忖度か “アベ友”板野裕爾元専務理事が異例の返り咲き

公開日: 更新日:

 NHKが9日の経営委員会で、元専務理事でNHKエンタープライズ社長の板野裕爾氏を専務理事に復帰させる異例の提案をすることが分かった。

 板野氏は経済部長、内部監査室長などから2012年に理事に。「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」などと安倍政権ベッタリの言動を繰り返した籾井勝人前会長当時の14年4月から2年間、専務理事を務め、「会長のポチ」とも呼ばれた。

■「クローズアップ現代」の国谷キャスターを降板

 板野氏自身も「官邸と太いパイプがある」といわれ、放送総局長に就任後の15年には国会で安全保障関連法案の審議が行われている中、安保関連の複数の番組をボツに。16年3月に安倍政権に批判的だった「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターを降板させた張本人とされる。

 異例の返り咲き人事にはNHK内部からも批判の声が上がっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された