中条あやみ「白衣の戦士!」初回及第点も 今後に3つの不安
■「中条あやみは役柄に救われた」
「ナースのお仕事」パート1の放送は1996年と20年以上前だが、平均視聴率17・2%と上々。その後、人気シリーズになっただけに、比べてしまう視聴者がいても不思議じゃない。
コラムニストの桧山珠美氏も「『白衣の戦士!』は予想していた通り」と、こう続ける。
「『ナースのお仕事』の焼き回しのようなドラマでしたねえ。しかし、視聴率2ケタは大したものです。中条は映画やCMではよく見かけますが、ドラマではあまり見ない。楽しみにしていた視聴者も多かったのでしょう。水川とのコンビも、関西人同士のノリの良さが画面を通して感じられました。“低視聴率”のレッテルを張られている水川は、中条人気に引っ張られて浮かび上がれるかもしれません」
もっとも「ナースのお仕事」の二番煎じ扱いでは、すぐに飽きられる可能性もある。
残る不安要素の“中条の演技力”はどうか。
「最近は『コード・ブルー』(フジテレビ系)や『透明なゆりかご』(NHK)のように、シリアスな医療ドラマが続いていました。1周回って、たまにはコメディーもいいんじゃないでしょうか。視聴者も深く考えずに、中条のスタイルの良さと可愛らしさを鑑賞しながら、内容にツッコミを入れて楽しむのもアリです。それに中条は演技はいま一つですが、役柄に救われたと思います。演技のつたなさと、仕事ができない新米ナースという役柄がリンクして、うまくごまかせている。もともと中条や、共演の小瀧望(ジャニーズWEST)のファンが視聴していると思うので、飽きられても大きく数字を落さないかもしれません」(桧山珠美氏)
第2話以降の視聴率に注目だ。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)