堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…
余命2カ月と知らされた野田義治のショックはいかばかりだったか。
ショービジネス界を二人三脚で歩み、最高峰が見える所までやっとたどり着いた直後の悲劇だった。
「なんでうちのしのぶが……」
おのれの強運を信じていた男に突如襲いかかった凶運。
「スキルス性胃がんの病名は逸見さんのときに全国的に広まったけど、逸見さんも定期的に検査していながら検査の合間の1、2カ月でばーっと広がってしまった。あのとき逸見さんは48歳。うちの子は23歳ですよ。若かったから逸見さんのがんの進行速度1カ月がうちの子は1週間で成長しちゃう。それくらいスピードが速かった。あとリンパまで行ってるってことはこの先どんなところに転移するのかわからない。それが一番怖かった」
医師から開腹手術の要望があった。
両親も堀江しのぶも野田も了承した。
開腹手術をしたところ、がん細胞は卵巣にも転移していた。回復は絶望的だった。