池部幾江を怪演 大竹しのぶが瀕死の「いだてん」を救う?
視聴率低迷にあえぐ大河ドラマ「いだてん」で、ベテラン女優、大竹しのぶ(61)の強烈な演技が話題だ。大竹が演じるのは、主人公・金栗四三(中村勘九郎)の故郷、熊本の資産家である“池部家のおかみさん”こと池部幾江。
幾江の息子は、医者の娘である春野スヤ(綾瀬はるか)と結婚したが、ほどなく病死。幾江は池部家を存続させるため、四三を養子に取り、スヤと結婚させて跡取りを残すことに腐心する。池部家はマラソンに打ち込む四三の金銭的なスポンサーでもあり、幾江は四三とスヤがお見合いをした第14話(4月14日放送)以降、出番が増えている。
スヤはその後、四三と結婚し、四三のよき理解者となっていくのだが、幾江が豪快な肥後弁で、四三の生家に住む兄(中村獅童)の元へ再三怒鳴り込んでいくシーンは迫力満点。他の演者を一気に食ってしまう破壊力なのである。SNS上でも、「大竹しのぶの女優としての凄さがわかるな」「大竹しのぶさん演じる幾江さんの肥後弁も、スヤさんのために怒り狂うのも、本当に熊本のおばちゃんにしか見えないのも素晴らしすぎる」など大反響。作家の麻生千晶氏はこう話す。