「いだてん」低迷で…宮藤官九郎は“フラリーマン”と化した
人気脚本家の宮藤官九郎(48)が窮地に立たされている。手がけているNHK大河ドラマ「いだてん」が、大河史上最悪といわれる低視聴率に苦しんでいるためだ。
クドカンに今回のお鉢が回ってきたのは、2013年4月期の朝ドラ「あまちゃん」が大成功したからだ。“絶対に視聴率を取れる脚本家”としてNHKはクドカンを指名したのだろう。
ただ、クドカンとしては大河ドラマの仕事に消極的だったという。関係者の話をまとめると、①NHK大河ドラマに、これ! といった思い入れがない②そもそも、幕末や歴史上の人物に興味がない③学生時代から歴史はチョーの字がつくくらい苦手! だったというのが理由だ。
ところがNHK側はそんなクドカンを粘り強く説得した。「最高のキャスティングを用意します」「歴史物にとらわれず宮藤さんのやりたいテーマでいい」「仮に数字(視聴率)が取れなくても責任は全て現場が取ります」などといった口説き文句を並べたという。
そうして「いだてん」の企画が実現したわけだが、フタを開けたら視聴率が伸び悩み、第6話ではついに1ケタ台に急落。第3話を過ぎた頃から、家に帰らない“フラリーマン”のようになってしまったそうだ。