池部幾江を怪演 大竹しのぶが瀕死の「いだてん」を救う?
「大竹さんの演技はまさに他を圧倒するド迫力で素晴らしいの一言です。本物そのままの肥後弁は、字幕が欲しいくらいですけどね(笑い)。マラソンなどの走るシーンも、街中のシーンも、リアリティーを出すためかも知れませんが、妙にホコリっぽくて画面が暗く、ザラついているように見えます。そんな中、彼女が黒羽織をビシッと着て登場する池部家のシーンは名家の雰囲気が出ていて、いいアクセントになっていると思いますね」
献身的なスヤを演じる綾瀬はるかの好感と相まって、こうしたベテランの芸達者の熱演が注目されれば、視聴率回復の一助になりそうなものだが……。
「ただ作品としては決して評価はできません。明治と昭和の時代を行き来する分かりにくい構成や、十分に人間を描けていない点、結局何を描きたいのか判然としない点など課題は多い。視聴率は別としても、ドラマとしても失敗と言わざるを得ません」(麻生氏)
■22歳年下のイケメンとの「還暦愛」も話題に
一方、私生活で大竹は、22歳年下のイケメン俳優、宮原浩暢(39)との「還暦愛」が「女性自身」にスッパ抜かれたばかり。「アラ還」となっても“恋愛至上主義”を貫く現役バリバリの姿が報じられた。大竹といえば、1982年に結婚したテレビディレクターと87年に死別後、翌年には明石家さんまと結婚。92年に離婚すると、即座に劇作家の野田秀樹と約5年にわたる同棲生活をスタート。“恋多き女”の代表格だった。
還暦を過ぎても、仕事に恋愛に意気軒高。「いだてん」もこのパワーにあやかりたいところだ。