JUMP公演中止の“強硬策”も 悪質ファンと続くイタチごっこ
ジャニーズ事務所のアイドルグループHey!Say!JUMPが公式サイトを更新し、今年のアリーナ会場でのコンサートを見送ることを発表したのは今月19日のことだった。同サイトはその理由について、以前から公共の交通マナー改善を訴えていたが、状況が改善に至らなかったため見送りを決断したことを説明。
「全国各地での開催を望むメンバーにとりましては苦渋の決断であり、全員が強く来年以降の全国ツアー再開を希望しております」とメンバーの思いをつづった。
「基本、メンバーたちは公共交通機関を利用。新幹線や飛行機は一番いいクラスに乗車しますが、ごく一部のファンが降車時、メンバーの乗車スペースに突入してそのまま追い掛けることがよくあった。新幹線でタレントの乗車車両の両脇に座り込んで通行を妨げたり、制止した駅員や空港の職員に罵声を浴びせるなどの行為もあり、ジャニーズにクレームが寄せられるようになったそうです」(ジャニーズ担当記者)
これまではファンの自主性に任せていたがアリーナ公演中止という強硬手段に出たジャニーズ事務所。しかしながら、「“ヤラカシ”と呼ばれる一部ファンの歪んだ熱意は事務所の対策のはるか上を行く。飛行機の便や宿泊施設をあっという間に特定して待ち構えているからゾッとします。つまりは航空会社やホテルの中にも熱烈ファンがいて、情報を流しているということです」(ジャニーズ関係者)。
大幅な収入源だけに苦渋の決断だろうが、イタチごっこは続く。