“王道”テレ朝に抵抗する フジ来期連ドラ火9&木10の吉と凶
4月クールの連ドラも終盤戦。視聴率上位を見ると、天海祐希主演の「緊急取調室(第3シーズン)」(木曜夜9時~)を筆頭に、「特捜9(第2シーズン)」(水曜夜9時~)、「科捜研の女(第19シーズン)」(木曜夜8時~)と、テレビ朝日勢がいずれも平均12%超でトップ3を独占している。
「1話完結、事件もの、そして実績あるシリーズもの。それを揃えられるのがテレ朝の強み。今、リアルタイムでテレビに向かう層が求めるものがそこにあるということです」(広告代理店関係者)
上位陣に割って入ろうというのがフジテレビの“月9”「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」。軒並み視聴率を下げたGW中の第4話を除けば2ケタをキープしている。17日の最終回の数字次第では、トップ3に食い込む可能性も出てきた。低迷がささやかれていた月9だが、これで4期連続2ケタと安定している。
7月クールの「監察医 朝顔」は上野樹里が監察医を演じるヒューマンドラマで、「露骨に数字を取りにいく路線。結果が出ていますから、月9のこの傾向は続きそうですね」(前出の広告代理店関係者)。