「FNS27時間テレビ」過去最低5.8%記録 では最高視聴率は?
フジテレビの「FNS27時間テレビ」の平均視聴率が5.8%でこれまでの最低の昨年より1.5ポイントダウン、33回の歴史で最低を記録した。
「にほんのスポーツは強いっ!」がテーマだったが、裏番組のラグビーなどスポーツ中継に数字をさらわれ、皮肉にもスポーツの強さを証明した結果となった。これで4年連続1桁。年々話題に乏しく、じり貧状態だ。
最高視聴率は第1回の1987年、タモリ、さんまが総合司会。当時は24時間放送で平均で19.9%! なんと今年と14.1ポイントの差。
フジは「笑っていいとも!」や「オレたちひょうきん族」でタモリ、たけし、さんまをテレビの寵児に育て、バラエティーで独り勝ちの時代。両番組を制作するスタッフがアドリブやハプニング満載で丸一日バカ騒ぎし、常にセンセーショナルだった。しかし、そんなフジ式お祭りバラエティーは年々不要となった。
もともと、チャリティーを呼びかける日本テレビの「24時間テレビ」の長尺をパロディーにしたものだが、本家の数字を見ると初回の78年の後は思ったより伸びず、90年代から上り調子。最高は2005年の19.0%。この時は草彅剛、香取慎吾がメインMCでSMAPは人気絶頂。その年以降すべての年が15%超えで、MCにジャニーズが起用されている。