ファンほど違和感 「まだ結婚できない男」がくすぶる要因
一方、期待度1位のオダギリジョー(43)主演「時効警察はじめました」も、06年放送の「時効警察」シリーズ3作目で、07年の「帰ってきた時効警察」から12年ぶりの続編となるが、視聴率は右肩下がり。5%を割り始めている。
期待の続編はいずれも苦戦しているとはいえ、12年から放送されている米倉涼子(44)主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)のように、シリーズ6作目にして20%近い数字を記録する“モンスタードラマ”もある。
■13年の成長にギャップ?
「まだ結婚できない男」はなぜ、くすぶっているのか。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。
「『ドクターX』のように年1回ペースなら、多少、出演者や内容に変化があっても気にならないと思いますが、13年も間が空いたのは長すぎましたね。阿部さん演じる建築家の桑野は今回、出会い系アプリを使ったり、以前より積極的に周囲とコミュニケーションを取るなど、13年間の成長が描かれています。しかし視聴者は、以前のもっと偏屈な桑野のイメージを13年間、宝物のように温めてきた。ギャップを感じた視聴者の桑野に対するイメージが崩れたのが、イマイチくすぶっている一番の要因ではないでしょうか」