横浜銀蝿デビュー40周年 ファン限定「集会」をリポート
ライブハウスの重たい扉を押し開くと、横浜銀蝿の3コードの熱いロックンロールが響いていた。白いスモークのなか、しゃがれ声でシャウトする翔(61)、その兄でドラム嵐(64)、ベースTAKU(59)に加え、解散以来37年ぶりにバンド復帰したJohnny(61)が白髪をリーゼントでキメ、トレードマークのキャッツアイのグラサンでリードギターを弾いている。
特攻服にスカジャン、そしてメンバーと同じライダースの革ジャンを羽織った往年のファン約450人は拳を突き上げ、「最高!」とノリノリ。バイクの排気音からはじまる「ぶっちぎりロックンロール」、「男の勲章」「お前サラサラサーファー・ガールおいらテカテカロックン・ローラー」と続け、「ツッパリハイスクールロックンロール(登校編)」まで、当時と変わらぬスピードで突っ走った。
デビュー40周年となる来年1年間、期間限定で再活動しツアーに出る。それに先立ち、ファンクラブ限定で開かれた川崎クラブチッタでの「集会」。開場前の記者会見では、ムービー(動画)撮影の際に嵐が「妙に緊張するなあ。何かしゃべった方がいいのか」と戸惑い、時の流れを感じさせる場面も。