自宅籠城癖がついた人たちに、ハマりそうな本を紹介しよう
先週書けなかった「誰がジョン・レノンを殺したか?」(F・ブレスラー/音楽之友社)も30年前の本だが、この実録にも圧倒される。「ケネディはなぜ暗殺されたか」(仲晃/NHKブックス)の謎が謎を呼ぶだけの話と違って、アメリカの国家権力の根元や仕組まれた罠も見えて、ゾクゾクする。ロシアのプーチンもそうだが、改めて思うよ、アメリカは怖い国だ。J・レノンが殺されて始まった80年代を振り返る「バブル文化論―〈ポスト戦後〉としての一九八〇年代」(原宏之/慶応義塾大学出版会)もポストコロナに向かう前に読んでおいていいかも。