いきなり喧嘩に乱入してヤンキー予備軍のA君を殴ったワケ
いろいろ思い出してきました。もっとさかのぼると小学時代もヘンでした。ある日の休み時間、学年を代表するヤンキー予備軍の2人が喧嘩を始めました。社長の息子A君とそこに雇われている従業員の息子B君。力では明らかに格上のB君がA君に劣勢なんです。恐らく子どもながらに、僕が勝ってしまったら親父がマズいことに、と思ったんでしょう。忖度してるんです。何か政界を連想しちゃいました。
大勢のギャラリー。その中に僕もいた。白熱した展開。その場にいたみんなが心の中でB君を応援してる。そしてヒートアップしたその時、なぜか突然、気が付いたら僕がA君を殴っていたんです。
頭が真っ白で、2、3発殴ってから気付きました。ヤバイ。僕、全然関係ないのに! しかもそんな友達でもないし。自己紹介からしないと。「はじめまして、いや、殴りまして、内間です」とでも言えばいいのか。どうしよう。そうこうしているうちに、何が起きたのかと呆然としていたA君の表情がみるみる怒りへと変わり「おまえ、誰か!?」と僕をボコボコにしました。
当然僕には忖度ないよね!? ボンヤリとした意識の中でギャラリーの方を見ると、僕の予想に反し、英雄を見るまなざしが向けられていました。先生は僕を真面目な生徒だと勘違いしていたので、“内間が正義”だとおとがめなし。