「ハケン」は失速?「BG」は木村拓哉の“おっさん”徹底が吉
その「ハケン」と「BG」、第1話放送後の「Yahoo!テレビ」の「みんなの感想」を見てみると、いずれも高評価と辛口評価が同じぐらいだった。
それぞれのコメント欄も細かく読んだというテレビコラムニストの亀井徳明氏は「比較すべきものではありませんが」と前置きした上で、「『ハケン』は失速、『BG』は安定」とこう予測する。
「『ハケン』はヒロインの篠原さんがド派手に活躍する爽快感が売りですが、13年ぶりの今作のストーリー展開には否定的な意見が多かった。一方、『BG』は、木村さんに関することよりも、ストーリーや登場人物の関係性に関する感想が多い。そこに意味があると思うんです」
かつてフジテレビの“月9”とTBSの“日9”を往来し、抜きん出た数字を叩き出していた“キムタク”ドラマ。
「それを潔く卒業したところに『BG』がある」と、前出の亀井氏はこう続ける。
「パッと見のかっこよさだけなら、共演の斎藤工さんに目が行く視聴者が多いかもしれません。でも、その斎藤さんから劇中で〈おっさん〉呼ばわりされることによって、木村さんの役としての“かっこよさ”が見えてくるんです」