松本まりかの怪演がカギ握る 玉木宏&高橋一生「竜の道」
原作は、2015年に急逝した白川道氏による、父母を失った双子の兄弟による復讐を描く未完のハードボイルド小説で、復讐のために整形し、裏の道を歩む兄・竜一を玉木が、官僚として表の道を歩む弟・竜二を高橋一生(39)が演じている。
2時間版となった初回の世帯視聴率は9.1%。2ケタには届かなかったが、「これまで平均6、7%台だったカンテレ制作枠としては上々のスタート」(テレビ誌ライター)というように、双子という“究極のバディー”が奏功したか。
ネット上には〈ダーク玉木さんにシビれる〉〈玉木&高橋は声もイケメン〉〈濃厚なんだけど、魅力的〉などなど、支持する声が多い。
その“双子バディー”が初回冒頭に見せた場面は、顔が変形するほど痛めつけられた高橋、その後頭部に拳銃を向ける玉木。“Vシネ感”もなきにしもあらずだが、〈この時代、ぎりぎりのバイオレンス〉〈何でこうなるの?〉などと、ネット上は騒然となった。「つかみはOK」といったところだ。
「世帯視聴率に結びつくのは、どうしても分かりやすい“勧善懲悪”と、お約束の“決めゼリフ”なのは確かですが、『竜の道』のように〈この先どうなるの?〉というのが、連ドラ本来の楽しみ。流行の“バディー”を入り口にしつつ、それを見せてくれる予感がします」