光浦靖子コラムに広がる共感 揺れるアラフィフ心理と矜持
<もうすぐ50歳、もう考え方を変えられるほど柔軟じゃない。だったら、ひん曲がったなりにナチュラルに生きてみよう。>
「アラフィフ」を迎えた女性の複雑な感情を前向きに表現している光浦の姿勢が多くの共感を呼んだようだ。
「49歳」と言えば、医師でタレントの西川史子(49)も今年3月、13年にわたってレギュラーを務めたTBS系「サンデー・ジャポン」を降板。自身のインスタグラムで医師に復帰することを明かしていたが、女性にとって「50歳前後」は自分自身を見つめ直すタイミングなのか。
明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。
「今の企業は多くが60歳定年であり、男女に限らず、50歳という年齢はリタイアまでの10年間を考える時期です。とりわけ女性は、年を重ねることに対してポジティブな近藤サトさんのような人は別として、容姿から始まり、意識が敏感になりやすい。女優やタレントであれば、これまで芸能界で作り上げてきたイメージもあるため、さらに傾向が強くなるでしょう。光浦さんの場合は、そうした複雑な内面を文章で表現することで感情をコントロールし、うまくバランスを取っているのだと思います」