“ハイテンション”藤井隆は人柄通知表があったら10点満点!
上沼恵美子さんがラジオで「大好き! 人柄通知表があったら、“10”やね!」と絶賛、礼儀に厳しいオール巨人さんをして「全然昔とかわらん、なかなかあそこまではできひん、えらいやっちゃ!」と言わしめたのが藤井隆君です。
マルチタレントとして活躍をしている現在も、NGK(なんばグランド花月)に仕事で訪れた時には吉本新喜劇の先輩の方の化粧前を掃除・整頓し、新喜劇以外の先輩方の楽屋へも「おはようございます。ごぶさたしております。今日は○○の仕事で帰ってきております。よろしくお願い致します」ときちんとあいさつをして回る藤井君。
■オカマ役でブレーク→ハイテンションがハマリ役に
新喜劇の“オカマ役”で大ブレークしましたが、たまたまその時の台本を書いていたのが私でした。1994年に「パチパチパンチ」でおなじみだった故島木譲二さんをゲイバーのママ役にした時のことです。打ち合わせで店員役を誰にするかスタッフと話している時に「この中から……」と10枚ほどの新人の写真を示され「この子にしよう」と選んだのが彼でした。具体的な演出もろくにせずに、いま思えば本当に無責任ですが「好きなようにやってみて」とおまかせしてしまい、大いに悩ませましたが、いろいろと変えていきながら、ハイテンションで演じたキャラクターがお客さんにインパクトを与え、彼のハマり役になっていきました。