50年ぶり復活「老人と子供のポルカ」に見る世相移り変わり
3番は「ストスト」。「ストライキ」のことだ。当時JRはまだ国鉄で、私鉄も含めて電鉄会社はよくストライキをしていた。電車が動かなかったり遅れて走ったりしてこれも国民には「やめてけれ」だった。
その歌が50年の歳月を経て「老人と子供のポルカ2020」として蘇った。歌っているのはなんと「ラサール石井と劇団こどもSET」この私である。
なぜこの私にお鉢が回ってきたのかわからないが、まさか左卜全さんのカバーをするとは夢にも思わなかった。光栄至極である。
■現代版は「オレオレ」「コビコビ」も
現代版の1番は原曲に敬意を表し「ゲバゲバ」で。2番は少々わかりにくいがコロナウイルスで「コビコビ」。最初は「コロコロ」だったが、コロムビアレコードに忖度して「コビコビ」になった(笑い)。
3番はもちろんオレオレ詐欺の「オレオレ」と今の時代を表している。いつの時代も何か起これば真っ先に犠牲になるのは老人と子供だ。それは50年経っても変わらない。
11月3日「レコードの日」に昔懐かしくアナログレコードで発売される。