芸人の高座機会均等のためにもぜひ「寄席ドラフト」を!
今週月曜にプロ野球のドラフト会議が行われ、我が阪神タイガースは今年のドラフトの目玉、近畿大学の佐藤選手の交渉権を得ることができました。ただ育成下手には定評のある阪神。すでに阪神ファンたちはこの大器をちゃんと育てられるのか心配で仕方ありません。例えるなら、クラスの憧れのマドンナに思いきって告白してみてOKはもらえたものの、デートコースも会話もたどたどしい童貞みたいなものです。
ところでどの球団からも声がかかる有力選手はさておき、何とかプロになりたいという選手も多いはず。場を与えられることで大成することもありますしね。そんなことを考えると我々落語界も有力落語家は寄席をいくつも掛け持ちし、そうじゃない芸人は出番が多くありません。場を与えて大成する芸人を増やすため、芸人の高座機会均等のためにも寄席ドラフトをやってほしいですねえ。
5年に1度、寄席の席亭が集まって希望の芸人を指名。指名された芸人はそこの寄席一軒に5年間専属するという寄席ドラフト。そうすれば一部の芸人に出番が偏らず、またおのおのの寄席の番組も個性的になるじゃないかと。