志らくvsホリエモン舌戦ぼっ発…「グッとラック!」は必死
“餃子店マスク騒動”が炎上中のホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(47)が、落語家の立川志らく(57)とバチバチだ。
■今度はタクシー“マスク義務化”をめぐり
発端は志らくがMCを務める「グッとラック!」(27日放送)で、複数のタクシー会社が乗客のマスクの着用拒否を理由に、乗車を断ることができるよう国に申請したというニュースを取り上げたこと。堀江氏がYouTube上でそれに反対する動画をアップしていることを受け、志らくは、「運転手に高齢者もいるから、乗客はマスクを着けた方がいい」としたうえで、「堀江さんはコロナ脳。コロナ怖くないんだよってずっと言ってるけど堀江さんの方が怖がってるんじゃないの?」と皮肉った。
これに対し堀江氏は即座にツイッターで応戦。「まあ、こいつは昔からこんな感じで捻くれたチャチャ入れることしかできないんだよ」と書き込んだ。
視聴者不在の舌戦
すると翌28日放送の番組冒頭で志らくは「こいつ」呼ばわりされたことに対し「フワちゃんから『志らく』って呼び捨てにされて、ホリエモンからは『こいつ』って呼ばれたって2人のことはゆるキャラと思ってるから腹も立たない」とやり返した。
番組ではこの問題をさらに取り上げ、堀江氏とも交流のある「2ちゃんねる」開設者の西村博之氏(43)がリモート出演。西村氏は「タクシーの運転手さんで基礎疾患のある人とかもいるので、マスクしてくれと言われたらするのが当たり前で終わりでいいと思いますよね」として「着けたくないんなら、ハイヤーを呼ぶなど、お金の力で解決すればいい」とコメントした。志らくは「ホリエモンさんは自分の造ったロケットに乗ってどっか飛んで言っちゃえばいい」とさらに“チャチャ”を入れ、スタジオには笑いが起こった。
堀江氏をめぐっては、餃子店、そして今回のタクシーの件など“マスク原理主義”の考えに対する反発を持っており、コロナ禍以降たびたびこうした言動が物議を醸している。
一方、朝のワイドショーの視聴率戦線では、「グッとラック!」は今期からコメンテーターの刷新などのリニューアルを図ったものの、他局に水をあけられ、相変わらず最下位。作家の麻生千晶氏は「そのやりとりを見たわけではないので、その件については分かりませんが」とした上でこう話す。
「ワイドショーを見ると頭が悪くなるので私は一切見ません。コメンテーターを座らせて安易な意見をやりとりしていることを見ることに何の意味があるのでしょう。時間のムダですよ」
ワイドショー全体をバッサリ斬り捨てる麻生氏だが、背景にはテレビ番組に対する憂慮がある。
「最近はコロナ禍でテレビ局も苦しいのか、本当にテレビの劣化を感じます。さらにSNSなどのネットはもっと酷い。有象無象の無責任な意見が書き散らされて、それを“炎上”などといって、よしとする風潮もどうかと思う。それにテレビが乗っかっているのも志が低すぎる」
視聴者不在の舌戦。もはやテレビに志を求めるのは「八百屋で魚」なのかも知れない。