著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

有馬記念で思い出す人生の分岐点…無断欠勤して東京に出奔

公開日: 更新日:

 青信号になった時、若生君は左折を選択。そうお店に行くことを諦めたのです。当時、まだ携帯電話のない時代。ファストフード店に入るとコーヒーを注文し、たばこを吸いながら気を落ち着けようとする若生君。お店に置いてあった日刊スポーツに目を向けると見出しには有馬記念の文字が。

「今年は競馬もまったく出来なかったなぁ、そうだ! 東京行って有馬記念を買おう」。車を東京に向けて走りだしそれから6日間放浪と散財、そして無断欠勤及び失踪。有馬記念を終えて再び長野の自宅に帰ってきたのは日曜日の夜10時。自宅の固定電話には36件の留守番電話が。20分後店舗に出頭し退社を申し出た時にはまだ、その1カ月後落語家になることは知るよしもなかった若き日の鬼丸誕生プロローグです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末