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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ダーティーなイメージを覆した長谷川博己「光秀」の大義は

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 というわけで、今後の見どころを勝手に紹介したい。まずは人物編。

 なんとしてもその目に焼きつけておきたいのは坂東玉三郎演じる正親町天皇だ。なんと今回が初めてのテレビドラマ出演という。

「半沢直樹」の香川照之(市川中車)以降、歌舞伎俳優がテレビドラマに出演し、その存在感を見せつけているが、とうとうラスボスがお出ましになった感も。そのご尊顔を拝見できるだけでもう……そのありがたさはまさに帝級。

 そして、“戦国一の美女”と称された光秀の娘・たま(のちの細川ガラシャ)を演じる芦田愛菜。初大河は6歳の時。「江~姫たちの戦国~」で宮沢りえ演じる茶々の幼少時代を演じた。9年ぶりの大河でその成長を見られるのはうれしい。

 ほかにも、戦災孤児から、いまや、丸薬で大儲けの実業家にして、将軍・足利義昭の寵愛を受ける門脇麦演じる駒が、どこまで出世していくのか、とか、その師匠、いっこうに年を取らない堺正章演じる望月東庵など、オリジナルキャラクターの行く末も気になる。

染谷将太・信長がどんな最期を遂げるのか

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