“リモート紅白”高視聴率も…TVに映らなかった裏のドタバタ
しかもNHKは今回、無観客生放送を実現するために例年よりも1.5倍以上の番組制作費を投入していたという。
「NHKホールを中心に局内最大の広さを誇る101スタジオ、さらにオーケストラスタジオ。プラス審査員ルームの4会場をメインに、他にもコンサート会場など、例年以上に中継で結んで臨みました。予算はVTRなら例年の2分の1以下に収まっていたと思いますね」(前出の番組関係者)
ここまでしてNHKが“生で高視聴率”にこだわっていた背景には、菅政権が改革の目玉にしている“NHKの受信料値下げ”があったからだという。
「それでなくてもNHKは地上波とネット同時配信に数百億円の受信料をつぎ込み、世間からひんしゅくを買っている。そうしたなか、紅白はNHKの番組が見られているという証左となる看板番組。視聴率40%の大台は国民からNHKが支持されているという話になるんです」(放送作家)
■二階堂ふみの株は右肩上がり
NHK上層部が高視聴率の恩恵に大喜びするなか、この2人も小躍りしながら喜んでいたという。まさに紅白を彩った女性司会陣の2人。同局の桑子真帆アナウンサー(34)と紅組司会を務めた女優の二階堂ふみ(26)だ。