前田敦子の全米進出に勝機 カギを握るは濃厚ベッドシーン
例えば製作側は【白人女性、20代前半、高学歴を醸し出す雰囲気の少し気難しい性格】といった具体的な条件を出し、これに該当する役者を探す。挑戦する側の役者はメールなりSNSに添付されたスクリプト(台本)を予習し、演技の審査を受ける。また、大手エージェントに所属していない女優は、専門のサイトに自らの宣材写真とバイオグラフィーを登録し、自らオーディションを探したり、製作者側からのオファーを待つケースもあるという。
では、前田を含め、日本人女優の現在のハリウッドでの評価はどうなっているのだろうか。
「前田にとって追い風と言ってもいいのが、ハリウッドの製作の中心が、今は配信ドラマになってきているということ。ドラマが映画以上に細かく、世界中に配信されるということもあってか、キャスティングの国際化がここにきて急激に進んだという印象です。たくさんの国の役者をキャスティングすることによって、それに比例して数字が伸びているという傾向が顕著になっています。日本人俳優に対するオファーもすごく細かくなっていて、以前だったら『このシーンでアジア系の女性を』というオファーが『年齢は○歳前後、関西弁が話せる女優』と言ってくるわけです。こんなハリウッドの最近のトレンドを考えれば、前田がスターになる可能性も十分にあると考えられます」(現地の芸能プロデューサー)