永野芽郁は都会的でキラキラ感抜群の「ザ・東京女優」
女優やモデルの中には、作品の中とプライベートの姿にギャップがある人が多く、積極的なキャラを得意とする女優が普段は人見知りをしたり、都会派のモデルが私服は意外と素朴だったりすることが少なくない。
しかし、永野は素顔もキラキラとしていて、イケてる感がずばぬけている。私服もおしゃれで、はきはきとしていてポジティブで、気配りができるところも好感度が高い。もちろん、彼女も表には見せないだけで悩むことも多いだろうし、苦手なこともあるのだろうが、それを感じさせない。
加えて、素顔の永野芽郁から強く感じるのは、気持ちのやさしさだ。インタビューの中で活躍している同世代の女優をどう感じているか? と質問したところ、彼女は「ライバルとかではなくて、『ちゃんと寝てるかな』って心配。いつか会うことがあったら、『お疲れ様』って言いたいです」と答えた(「日経エンタテインメント!」2019年1月号)。ちょっとだけ母性も感じさせ、彼女のやさしさがよく表れている。
ドラマや映画での彼女の演技も巧みで引き込まれるが、CMには素顔の彼女に通じるキラキラ感がよく出ていて、魅力的だ。見ている人を幸せな気持ちにさせる「キラキラ感」という共通要素でいえば、石原さとみ、新垣結衣の系譜を継ぐ存在と言っていいと思う。
(つづく)