「東芝買収提案」騒動ではWBS圧勝!報ステは訂正のお粗末
報ステはというと「東芝が揺れています」と買収の提案を受けていることを報じただけ。視聴者は何が起きているかわからなかったはずだ。
この問題は今週になって大きく動いた。13日に大江がトップで14日の臨時取締役会での車谷社長への解職動議、辞任の可能性を報じた。
一方、報ステは番組終わりにWBSを見てから突っ込んだのかと思いたくなるような内容を40秒だけ取り上げた。
オチもある。14日、車谷社長が辞任を発表したが、報ステは車谷社長のコメントを代読した人物を間違えてしまい、番組の最後で訂正した。
日経系列だからWBSは経済に強いと一言で片づけることもできる。しかし、WBSは2兆円規模の国策も絡んだ東芝買収報道でトップのクビを取ったも同然。後手後手だった報ステ「お粗末の一席」と言われても仕方がない。
(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)