「リコカツ」永山瑛太の新機軸 守られたい女子急増の予感

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ラブコメとホームドラマを織り交ぜたバランスが、さすがTBSという感じです」と、こう続ける。

「北川さんと瑛太さんがどうなるの? それが話の中心ですから、大きく分ければ“ラブコメ”かもしれませんが、2人を取り巻く家族のキャラがしっかり描けていて、ホームドラマとしても楽しい。“ジェンダー的”にどうかと思うような部分もあるけれど、それがあまり気にならないのは、構成やテンポの絶妙さなのでしょう。特に瑛太さんがいい味を出していますね」

 その永山瑛太が演じる無骨な自衛官にグッとくる女性視聴者も多いようだ。

「仕事で頑張っていると、いまだに残る昭和っぽい男尊女卑の価値観にウンザリすることも多々あるのが現実。その一方で、“守られたい”という願望は多くの女子にあることです。コロナ禍で不安も大きい今、瑛太さん演じる“コウイチ”のたくましさと不器用さに無意識にひかれてしまうのは必然かも」(女性誌ライター)

 前出の亀井氏も「確かに『リコカツ』の瑛太さんを見て、1978年の映画『野性の証明』で自衛官の味沢を演じた高倉健さんを思い出しました」と話す。

 北川の父親役だった佐野史郎(66)が病気で降板、第4話から急きょ平田満(67)が代役を務めるというハプニングもあったが、何とか乗り切って21日には第6話が放送される。その頃には「瑛太さんに〈守られたい〉という女子がさらに増えそうな予感」(前出の女性誌ライター)なんて声もある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  4. 9

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 10

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは