熊田曜子の離婚は成立するのか?DVに詳しい弁護士に聞いた

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 裁判では、そういった断片的な証拠を基に、これまで受けた暴力等について立証していくことになる。ただ、本当に配偶者の暴力に怯えながら生活していたとしたら、" 暴君"の隙を見つけて証拠を集めるのはまさに"命がけ"だ。DV被害者の中にはそもそも被害を相談していいのか、また誰に相談したらよいかという最初の壁を越えることすら困難な人もいるという。さらに"自分が悪い"と思い込んでしまっているDV被害者も少なくない。

■用意周到な熊田側のDV被害の主張

 こうしたことから、「今回の熊田曜子さんのDV被害申告には疑問を持たざるを得ない」と吉岡弁護士は指摘する。

「本当にDV被害に悩んでいる方の中には『ふざけるな』と思う方もいるのではないかと思っています。報道によれば、今回、熊田さんは医師が診断書を出すようなケガは負っていないようですし、熊田さんの夫も逮捕2日後に釈放されています。その直後に離婚の話が出ていることから、熊田さんが用意周到な印象を受けました。これも一般論になりますが、あまりに手際良く警察に通報する人ほど、自分にも非があったり、なにか別の目的があったりするケースが珍しくありません。少なくとも、今回の件だけではDV保護法上の保護命令が発令されるとは考えにくく、離婚理由にあたるというのも難しいのではないかと思います」

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