山崎努の“老老介護”を女性誌がキャッチ…夫婦愛60年「2つの金言」
映画「マルサの女」などで知られるベテラン俳優、山崎努(84)の夫婦の物語が話題である。
認知症の父親を演じた映画「長いお別れ」公開の19年5月以降、表舞台から遠ざかり、事実上の休業状態が続いている。コロナ禍による自粛もあるだろうが、元タカラジェンヌの妻、黛ひかるさん(82)に寄り添い、老老介護する姿を報じられた。
「女性自身」によると、ひかるさんは昨年、自宅の階段で足を踏み外し転倒、骨折してしまった。それをきっかけに、それまで家事を任せることが多かった山崎が台所に立ったり、掃除や洗濯をするようになり、愛妻のために訪問介護を頼んで身の回りの世話をしてもらっているそうだ。6月下旬の夕方、都内の自宅近くで介護ヘルパーとおぼしき女性に付き添われ、ゆっくりと歩くひかるさんを見守るように、すぐ後を杖をついて歩く山崎の姿を同誌はキャッチしている。
ベテラン芸能記者の青山佳裕氏は言う。
「山崎さんご夫妻の周りでは、『モリのいる場所』で共演された樹木希林さんが亡くなり、田村正和さん、小林亜星さんら、戦友のような皆さんの訃報が続いています。そうした寂しさは何ともし難い。だからこそ、晩年も夫婦で助け合い、支え合っていこうというお気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。ご近所でも仲の良さで評判のご夫妻なのだそうです」
出会って約60年、共に人生を歩いてきた伴侶にはこんな約束があるという。①無理なことを言わない、②相手のコンディションを考えて助け合う――。
良い時も不遇の時も共に過ごしてきた夫婦ならではの金言だ。