小芝風花vs二階堂ふみ“ラブコメ対決”ともに大苦戦…既視感ありすぎ視聴者ドッチラケ
「視聴率と作品の面白さは別物」が持論のテレビコラムニスト・亀井徳明氏は、「世帯視聴率が低くても、見ている人がどこかにいるし、ネット上の評価が低くても、楽しんでいる人はいる」とこう続ける。
「ネット上でよくあるネガティブな意見は〈既視感〉とか〈あり得なさ〉。でも、それを言い出したらエンタメ全般が成立しません。既視感にホッとする人もいるし、あり得ないことにワクワクする人もいますよね。もちろん、評価の高い作品はそのバランスが秀逸なんでしょう」
前クールの「大豆田とわ子と3人の元夫」は全話平均6%台、「コントが始まる」は7%台だったが、「数字以上にインパクトは残しましたし、視聴した人の満足度は高かった」(前出のテレビ誌ライター)。では、今期の火曜夜9時、10時と続く「彼女はキレイだった」と「プロミス・シンデレラ」のラブコメ2作品はどうか。
「ヒロインの小芝さんに対する中島さん、二階堂さんに対する眞栄田郷敦さんの役どころが、“イケメンで横暴なんだけど根っから悪いヤツではない”というのを序盤から見せすぎなところが共通していますね、偶然かもしれませんが、何かAIから“こういうのがウケる”と指示されているような気さえします。ただ、そういうのがあったとしても、それを超える瞬間、瞬間の演技が視聴者の心を捉えるはず……と期待したいですね」(前出の亀井徳明氏)
「彼女は――」ではボサボサ頭の小芝にエリートの中島、「プロミスーー」ではホームレスの二階堂に老舗旅館の次男坊の眞栄田。確かに“既視感”のある王道パターンのような気もするが、それにシラケる人もいれば、ハマる人もいる。見方、感じ方は自由だ。