“イケボ”平山祐介のファンが急増中 「ハコヅメ」でコワモテ警官を好演
“イケボ”とはイケメンボイスのこと。山下氏は以前から平山の渋い低音ボイスに注目していたそうだ。
「イケボを生かして、現在はラジオドラマにもチャレンジしています。池井戸潤氏原作の『下町ロケット』で、あの“財前道生”役で声の出演をしているんですが、これがまたいい」と山下氏。
「下町ロケット」の財前といえば、ドラマ版では吉川晃司(55)が演じた重要な役だ。平山を財前役にキャスティングした理由を、ラジオドラマ「下町ロケット」を制作・放送している九州朝日放送の担当プロデューサーに聞いてみた。
「僕も最初は“筋肉の人”というイメージがあったんですが、過去作品を思い返すと『実はいい声なんじゃないかな』となり……いったんマッチョという先入観を取り除き、声だけに集中して過去の出演作品を見返したところ、財前というエリートサラリーマンの声にぴったりハマると気がついたんです。実際に収録が始まると、予想以上に“財前道生”でうれしい驚きでしたね」
ラジオドラマの出演は初めてという平山だが、同局内でも平山の財前はすこぶる評判がいいそうだ。前出の山下氏は「安心してすべてを委ねたくなるような声。コワモテなのにイケボというギャップがいい。『モネ』で時折見せる、筋肉隆々の美しい腕もたまりませんけど」と笑う。
俳優として武器の多い平山。今後も活躍の場は広がりそうだ。