シーナ&ロケッツの初ライブでのバンド名は「鮎川誠&ザ・ミラクルメン」だった
個人的に大好きだったサンハウスが1978年に解散。その後「シーナ&ロケッツ」としてデビュー。ロフトでの初ライブ(1978年8月)では、とんでもないバンド名を付けられてしまいました。
「シーナ(ボーカルの鮎川悦子)と一緒の初ステージがロフトやった。でも『鮎川誠&ザ・ミラクルメン』ちゅう~名前やった。僕らが決めてもいない名前だったし、俺たちはミラクルメンけ? こりゃちゃんとした名前を付けんと大変だ! っちなった」
「悦子とロック、ロックの悦子……からロケッツと決まり、大好きだったラモーンズの『シーナはパンクロッカー』という曲と祖母の名前から『この(シーナという)名前もらうぜ』ち言うてシーナ&ロケッツに。それまで悦子ちゃんち言いよったのが、シーナに生まれ変わった」
福岡・久留米の出身ですが、音楽との出合いを教えてください。
「ラジオでFEN(在日米軍向けラジオ)に(周波数を)合わせると米国国内と同時期のトップ40とかヒットチャートが流れてくる。1966年にはビートルズが来日。中学から、音楽を<聴き漁る>毎日やった。高校に入って分かったことがある。ビートルズっち他人の言うことを聞きよらんばい、自分たちで決められるっちなんてすてきなこと! そう思いながらバンドとその音楽に夢中やった」 =つづく