「24時間テレビ」“終焉”のサインは募金額のさらなる低下 感動の押し売りによる不要論は以前から
1978年の番組開始から今年で44回目となった、日本テレビ系「24時間テレビ」(8月21〜22日放送)。コロナ禍での開催により、メイン会場の両国国技館は昨年に続き無観客となった。
今年はジャニーズの人気グループ「King & Prince」の5人がメインパーソナリティーを務めた。恒例のチャリティーマラソンは、全100キロの「復興への想いをつなぐ募金リレー」が行われ、キンプリの岸優太(25)のほか、東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼(32)や、元ラグビー日本代表の五郎丸歩(35)などアスリート勢が数多く参加。最終走者の城島茂(50)が完走した直後に瞬間最高視聴率23.4%(世帯)を記録。番組全体の世帯平均視聴率は12%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と昨年の15.5%から低下、歴代29位タイ(全44回中)と冴えない。
「今年はオリンピック後の放送というのもあったと思いますが、80年から続くスペシャルドラマに、チャリティーマラソン、笑点……といった構成のマンネリ、番組への関心の薄さが視聴率低迷につながっていると言われています」(スポーツ紙記者)