著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

素人投稿ネタを初代Wヤングが演じるラジオ投稿がきっかけで漫才作家に

公開日: 更新日:

■ラジオの中から台本発注

 その際、平川師匠に「上手やね、なんちゅう人? 初めてやね」、中田師匠に「続けて書いてきて。楽しみやわ」と言っていただき、その後10本投稿。合わせて11本連続採用され、両師匠から「素人にしとくのもったいない」「今度、テレビで12分の漫才をするからよかったら書いてみて」とラジオの中から“台本発注”をしていただき、15枚ほどの台本をラジオ局に送り、テレビでほとんどそのままやっていただきました。その後の放送で「おもしろかったよ」「ほんまにプロになったらええのに」と褒めていただいた数週間後、中田師匠が突然お亡くなりになり、私の台本投稿も終わりました。「花王名人劇場」のプロデューサーだった故・澤田隆治さんから、「もちろんWヤングも起用してたよ」と伺ったことがありますので、あのまま生きておられたら“やすし・きよし”“ツービート”らと共にきっと漫才ブームの一翼を担われていたことでしょう。

 これを機に漫才作家という仕事があることを知り、まだ療養中だった私は大阪シナリオ学校の通信課に入学して週に3~4本の台本を送り、それがきっかけでプロの作家になることができました。

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