「古見さんは、コミュ症です。」をドラマ化 若者の生きづらさ"に斬り込むNHK
「コミュ症(もしくはコミュ障)」という言葉が、ネットスラング的に流行り出したのはここ10年ほどのことだと記憶している。
元々、コミュ症は「コミュニケーション障害」の略で、これは視覚や聴覚の障害や、吃音などの言語障害や知的障害に基づく本人にとっての「障害」という意味の言葉だったが、いつから「人見知り」のようなニュアンスで「コミュ症」という言葉が使われるようになった。そんな「コミュ症」がタイトルに入った連続ドラマ「古見さんは、コミュ症です。」(NHK総合、月曜夜10時45分~)が9月6日にスタートした。
原作は「週刊少年サンデー」(小学館)で2016年から連載を開始したオダトモヒト氏による漫画。容姿端麗の高校一年生「古見硝子(こみしょうこ)」を池田エライザ(25)が演じる。古見さんは、人と話すことが極度に苦手な「コミュ症」だが、本当は友達が作りたくて仕方がない。実は彼女が極度の「コミュ症」であるという秘密を知ってしまった同級生の「只野仁人(ただのひとひと)」を演じるのはNEWSの増田貴久(35)。只野は中学時代に無理に個性を出そうとして失敗した「普通の人」だ。そんな二人が、筆談を交わすうちに友情を深め、只野が古見さんの「友達を100人作る」という夢の手伝いをするというストーリーとなっている。