伊集院光パワハラ疑惑に驚愕…誰しも年を取れば存在自体が“ハラスメント”になる
芸人の中でも「こいつほんとにボケてるんです」と言われ、「へへへ」と笑っていられるやつはいいが、それが嫌いな人間だっている。ましてや笑いの素人であればイジられて「おいしい」などと思えないのは仕方がない。
若い頃ならまだいい。スタッフも同じように若く、これから共に駆け上がろうという結束があれば、スタッフいじりも若者同士のじゃれ合いみたいなものだ。
しかし伊集院くんはもう若手ではない。今や大御所だ。ラジオに情熱を注ぐラジオ界のレジェンドといってもいい。つまりすでに大きな「権威」なのである。
おそらくトークは、番組内で失言した女子アナをそれとなく諭しながら笑いにして発言されたものだろう。
しかし言われた方は「つるし上げ」「笑いものにされた」と感じる場合もある。こちらは「番組を作っていく仲間」と思っていても、下から見れば「上司と部下」なのである。
我々は年を取った。もう若者の代表ではない。年かさというだけですでに「権威」なのだ。存在自体がハラスメントとも言える。
自戒も含めて、そこら辺の意識の切り替えは、今や40代を過ぎたあたりから必要なのではないだろうか。