松下洸平は“八郎沼”から“大ちゃん沼”へ ドラマ「最愛」での起用法が大正解!
「吉高さんと井浦さんが並ぶと、私はどうしても2008年公開の映画『蛇にピアス』を思い出してしまうんですよ。思えば、役柄だったとはいえ、2人とも、あの頃とはずいぶん見た目も変わりました。すっかり大人になって」と笑うのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏。さらに松下が演じる大輝こと「大ちゃん」について、こう話す。
「大ちゃんは〈そうそう! 松下さんにやって欲しいのはこんな役だったのよ!〉と声を大にして言いたくなるほどのハマり役です。素朴で純粋で真っすぐ、どこか不器用。そういう役を演じさせたら、いま松下さんの右に出る役者さんはいないのでは。NHKの朝ドラでブレーク後に出演した民放の連ドラでは〈地味〉なんてネガティブな意見も出ましたけど、そのどこにでもいそうな普通っぽさこそが松下さんの魅力ですよね」
松下は2019年後期の朝ドラ「スカーレット」で演じた八郎役で人気に。当時は“八郎沼”なる言葉でネット上を大いに沸かせた。次は“大ちゃん沼”に視聴者をどんどん引っ張り込んでいるようで、「最愛」は松下の使い方としては“大正解”だったようだ。