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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<18>「先輩、実は新しい芸名が付いたんです」と青年・三谷謙は言った

公開日: 更新日:

 拙著「沢村忠に真空を飛ばせた男」の主人公である野口修に筆者は、時間をかけて芸能界参入についての話を聞いた。参入を決めたのは1971年1月ごろで、話を振ったのは山口洋子。「いい歌手がいる。カムバックに手を貸さないか」と言われたという。

 この時期、野口修は絶好調だった。沢村忠を擁して空前のキックボクシングブームを巻き起こし、人気にあやかろうと参入してきた嵐田三郎(協同プロ)や大山倍達(極真空手創始者)、岡村光晴(岡村プロ)らライバルを蹴散らし、揚げ句に叩き潰した。「キックボクシングブーム」とは「沢村忠ブーム」だったのだ。

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