<131>田辺市が遺産の受け入れを表明 この横暴を阻止できるのは遺族だけ
2018年8月に野崎幸助さんの遺言とされる紙が家裁に出されてから1年近く、田辺市は遺産を受け取るか否かの態度を明らかにしなかった。同年12月に「いごんが入っていた封筒はニセモノだった」という記事が掲載されたことも影響したのか、「どうやら田辺市は遺産を受け取ることを諦めるようだ」という情報が流れてきた。
それなら、それでいい。法律的には遺産の4分の3が早貴被告で、4分の1が親族分となるだけである。もしドン・ファン殺害の犯人として早貴被告が有罪になれば、彼女は遺産を受け取る資格がなくなり、親族が遺産を分割して受け取ることになるが、19年になっても警察にも田辺市にも目立った動きや変化はなかった。
「吉田さん、田辺市が遺産の受け入れを表明しましたよ」
同年9月中旬に複数のマスコミの知人から連絡があった。青天のへきれきとまではいかないが、封筒のウソや字体の疑問、そして愛犬イブへの遺言が全く記されていないことなどの疑惑があったのに「受け入れる」という表明は意外だった。
■総額は14億円?