「笑点」緊急事態!大喜利新メンバー加入直後に2人コロナ感染、円楽は脳梗塞の“Wパンチ”
「笑点」の大喜利メンバーで落語家の三遊亭円楽(71)が、25日に脳梗塞のため入院したことが公表された。
所属事務所は、意識はあり、命に別状はなく、新型コロナ感染とも関連はないと報告しているが、復帰のめどは立っていないという。
「笑点」(日本テレビ系)を巡っては、司会の春風亭昇太(62)や座布団運びの山田隆夫(65)を含む8人の大喜利メンバーのうち、19日には春風亭昇太、23日には林家たい平(57)が新型コロナに感染し、現在、療養中。円楽の発症により、レギュラー3人を欠く異例の事態となってしまった。同局の広報担当に聞いたところ「30日放送分はすでに収録済みですが、29日に予定していた収録は中止となりました。2月以降の収録や放送については現在検討中です」と回答。
思い切ったテコ入れの可能性も
1月23日放送回では、昨年末までメンバーを務めてきた林家三平(51)に代わって、約5年ぶりの新メンバーとなる桂宮治(45)が初登場したばかり。宮治は三遊亭好楽(75)を「こちらにいらっしゃるのが先代林家正蔵師匠に26回破門になった好楽さんです」とイジって笑わせ、今後の活躍が期待されていた直後のタイミングだった。
「しばらくは総集編でしのぐようです。ただ、円楽師匠の復帰が長引くとなると、新たなメンバーの選定も視野に入れざるを得ない」(番組関係者)
演芸評論家で作家の吉川潮氏はこう話す。
「やむを得ないことではありますが、一番気の毒なのは、これからというところで水を差されてしまった宮治でしょう。歌丸さんが休んだ時など、ひとりなら代役を立てて収録したことがありますが、司会も含めて3人となると、さすがに難しい」
さらに円楽の復帰が難しくなった場合について吉川氏はこう続ける。
「円楽さんが降板となったら、この際、司会の昇太以外のメンバーを全員、入れ替えるというのはどうでしょう。現メンバーの年齢的なこともありますし。災い転じてなんとやら、ではないですが、全員が宮治と同世代にするくらいの思い切ったテコ入れをしてもいいと思います」
レギュラー出演者のコロナ感染が相次ぎ、代役出演やリモート収録で乗り切ろうとする番組が増える中、「笑点」は大ピンチ。緊急事態だ。