歌い続けるユーミンの矜持と覚悟 恒例の苗場公演は中止も7月でデビュー50周年
「4年前に仕事でお目にかかったことがあるのですが、『さっきまで、エド・シーランの来日公演を見てたのよ』と英国の若手シンガー・ソングライターの名前をおっしゃってました。現状に安住せず、常に最新のものを取り入れようとする姿勢は変わらないですし、若い世代の音楽にも敏感で、気になったアーティストをよくラジオ番組のゲストに呼んでいます。音楽業界全体が危機に瀕している今は、自分が先頭に立って引っ張っていかないとという思いもあるはず。時代を切り開いてきたユーミンにとっては、逆境もまた力になる、ということなんでしょう」
歌い続けることが“女王”の矜持である。