故・川津祐介さん愛沙夫人が語る最晩年と自宅での最期「“あっ”とひと声、そのまま息を…」

公開日: 更新日:

■「弱っていても仕事となると元気が」

 日刊ゲンダイは先月7日、川津さんに取材し、晩年の姿を読者に届ける予定だった。電話を通して言葉を交わした川津さんは、弱っているとは感じたが、取材を受けるのを楽しみにしてくれていた。ところが、新型コロナウイルス感染症第6波の影響で、急きょ取材が延期に。お会いすることはかなわなかった。

「川津は弱っていても仕事となると元気が出るようでしたので、私たちも取材が受けられず残念でした。私は19歳で松竹に入り、川津とは新人女優と青春スターとして出会いました。私を見て『僕の子どもを産む人だと思った』とプロポーズしてくれて、私は『ものすごく純粋な人だ、この方と生きていきたい』と、女優より川津との結婚を選びました。結婚し、子どもが生まれてからの川津は、外での飲食を断って、子どもたちと過ごす時間を大切にしてくれる誠実な人でした。誠実さは一緒にお仕事をした方々に対しても同じだったようです。周囲の方一人一人と深い関わりを結び、愛され、素晴らしい人生だったと思います」

 3月4日、家族や親しい人たちに囲まれて葬儀・告別式を行い、旅立っていった。

(取材・文=中野裕子)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動