故・川津祐介さん愛沙夫人が語る最晩年と自宅での最期「“あっ”とひと声、そのまま息を…」
先月26日、慢性心不全で亡くなった俳優・川津祐介さん(本名・川頭祐一、享年86)の晩年の様子を、妻の愛沙さん(82)が日刊ゲンダイに語った。
「昨年9月ごろから具合が悪くなり、急激に体力が落ちていました。起き上がってパソコンに向かうこともできなくなり、ほぼ寝たきりになりましたが、延命治療などは望まず、自宅で最期を迎えるのが本人の願いでしたので、お医者さんや看護師さん、ケアマネジャーさんらの訪問を受けていました。お風呂に入れていただくと『気持ちがいい』と喜んで、最後までお世話になった方々に笑顔で『ありがとう』と感謝しておりました。川津が出演した『純ちゃんの応援歌』が今、NHK総合で再放送中なので、2人で一緒に見たりもしておりました」
しかし、亡くなる1週間前からほとんど食事がとれなくなり、61歳のときに心筋梗塞を患って以来、飲んでいた薬も飲めなくなったという。
「亡くなった日の朝、いつもどおり『パパ、おはようございます』と寝室をのぞき込むとうっすら目を開けていたのですが、ちょっとそばを離れようと背中を向けた瞬間、『あっ』とひと声発して、そのまま息をひきとりました」