元芸能リポーター井上公造氏が念願の「徹子の部屋」出演! ガチガチ大緊張で取材逸話語る
今年3月いっぱいで、36年の芸能リポーター生活にピリオドを打った井上公造氏(65)が、5月26日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。
さまざまな番組に出演してきた井上氏にとって一つだけ心残りだったのが、「徹子の部屋」から声がかからなかったことだっただけに、今回の出演を小躍りして喜んだとのこと。
黒柳を前に緊張の面持ちの井上氏は、これまでで一番印象に残ったという美空ひばりのレコーディングについてや、勝新太郎とのエピソードなどを披露。六本木のそば屋で偶然遭遇した勝に連れられ、銀座のクラブなどを7軒飲み歩き、計1000万円の会計を勝がキャッシュで済ませ、残金がなくなったため、井上氏がタクシー代を勝に貸したエピソードなど、昭和の大スターの豪快話は、最後の大物芸能リポーターならではといったところだろう。
「レギュラー番組9本を抱えていた井上さんは、激務による体調不良を理由に芸能リポーター引退を決意したということでしたが、自身でも『出る幕がなくなった』と話しているように、芸能人自らがSNSで発信できる時代になったことも、引退の大きなきっかけになったようです。1980~1990年代にワイドショーが全盛期を迎えたのは大スターの存在があってこそでしたが、今では全世代が知るような大物芸能人は少なくなり、若者を中心にユーチューバーに取って代わるなど、芸能界やマスコミのあり方も変わってきています。ネット主流の今、芸能人といえども不倫などをテレビでスキャンダラスに報道するのをよしとしない風潮も、芸能リポーター不要論を加速させたように思います」(テレビ制作会社関係者)