同時に、今の状況は愛子さまにも良いはずがない。成年会見のとき、両陛下にお伝えしたいお言葉があるかと記者から問われ、「これからも長く一緒に時間を過ごせますように」と述べられた。今後も皇室に残りますよというメッセージであれば、20歳の女性に残酷なことを強いていることになる。なぜなら、制度的に愛子天皇の可能性がないのに、国民から天皇に望まれているという中途半端な状況を強いられるからだ。
2人の若い皇族の未来を考えるのであれば、まずは皇位継承が曖昧な状況を速やかに解決することではないだろうか。 (つづく)