【追悼】島田陽子さん 足かせになった“国際派女優”の肩書…人生の後半はワイドショーの主役に

公開日: 更新日:

 女優の島田陽子さんが死去したことが25日、わかった。報道などによると、かねて大腸がんを患っており東京都内の病院で亡くなった。享年69。

 熊本県出身の島田さんは1970年のドラマ「おさな妻」でデビュー。その後はドラマ「白い巨塔」や映画「砂の器」などに出演。80年にはアメリカのテレビドラマ「将軍 SHŌGUN」でヒロインのまり子を演じ、ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。一躍、“国際派女優”と呼ばれる存在になった。

 しかし、「この肩書が後々まで彼女の足かせになってしまった」というのはジャーナリストの二田一比古氏だ。こう続ける。

「若い頃から美人女優でしたが、『将軍』で得た“国際派女優”を維持するためなのか、仕事は選ぶ、やりたくないことはしない、生活は派手、結果、借金だらけ。ピーク時は2億円ともいわれたものです。当時の事務所社長が肩代わりしたこともありましたが、それでも足りず、自分でスポンサーを見付けてきたり、日給100万円で銀座の高級クラブの一日ママになったりしたこともありました」

内田裕也不倫の過去も…

 88年には内田裕也とのハワイ不倫を“フライデー”されたことも。その後、ヘアヌード写真集はベストセラーに。94年にはドラマの撮影で知り合った3歳下のテレビマンと結婚したが2019年に離婚。後半生はドラマや映画よりもワイドショーの主役が多い人生だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  2. 2

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  3. 3

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  4. 4

    藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的

  5. 5

    佐々木朗希はトミー・ジョン手術へまっしぐら…メジャースカウトが看破した160キロ右腕の“キズ”

  1. 6

    大谷を苦しめる「ダルビッシュの亡霊」…メッツのデータ分析班が配球パクって徹底対策

  2. 7

    中日・井上新監督が抱える「中田翔」というジレンマ…復活に期待も世代交代の障害になりかねない

  3. 8

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  4. 9

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  5. 10

    二階俊博Jr.vs世耕弘成前参院幹事長…和歌山2区で「裏金」同士の醜悪すぎる罵り合戦【総選挙ルポ】